Sa*Ki*Ri*Ko

双極性障害II型、解離性健忘、アスペルガー症候群のSakirikoのブログです

「私は1番」という思い込み

こんにちは。Sakirikoです。

1週間前、昔の話(小中学校時代)を母としていて、母が私に秘密にしていたことを話してしまったんです。

小学生の時、いじめに加わった男子が県内の超難関高校に合格していたことを。

それを知った私は当時に引きずり込まれ、フラッシュバックし、胃と腸が痛み、吐き気を催してしまいました。

 

そもそも、何故ここまでなってしまったのかというと、私は公立のごく平凡な小学校に入学すると共に、先生や両親から「すごい!」「頭がいいね」とよく言われるようになりました。

両親から勉強を頑張らせられていたわけではなかったのですが、この言葉が次第に「私はこの学校で1番なんだ」と勘違いしてしまったわけです。体育以外は。

そして小学5年生からいじめが始まりました。

私は女子校の私立中学に行こうと猛勉強を始めていました。

小学6年生になり、やはり私はこの学年のトップ、特に算数はと考えていました。実際テストでも100点が多かったし、間違いないと確信していました。でも、このテスト、ゆとり教育が始まった頃で、他にも100点を取っていた人は多かったと今は思います。

並行していじめもあり、私は精神が限界に達して、遂にある出来事が起きて不登校になりました。

それでも家で通信教育もこなし、ドリルも買い、塾にも通い、やがて私は県内でトップなのではないかとの妄想まで持つようになりました。難しい問題を解くと母に褒められ、私立中学の受験は無事合格。

ところが、私立中学に入学して最初の定期テストの順位発表の時、私は1番ではありませんでした。1番どころかギリギリ10番以内という、私にとって残酷な結果でした。「1番じゃなくてもいいや」と口では言っていたものの、心の中では1番でなくちゃ、と思っていたのです。私は自分より上の人たちが憎くてたまらなくなり、殺したい衝動に駆られました。

そんな中、クラスでいじめが始まりました。対象はどこか私と似たような人で(成績はそうでもないらしかった)、天然系の人。いじめのないような学校を選んだのに、ここでもあるということは私もいじめられるのでは、とビクビクし始めました。そしたらやはり私も対象になり、あることがきっかけで小学生の時のいじめがフラッシュバックし、不登校になってしまいました。

それから私は1人で勉強を始めたものの、なかなか高得点に至らず、テレビのクイズ番組を見ても「なんでこんな難しい問題を芸能人が解くの!?」と悔しさから狂ってしまい、パニック障害やらうつ病やらになってしまったのです。

 

思い込みとは怖いものです。

褒め言葉が将来をここまで変えてしまうのですから。

私は数年前からその思い込みを捨てようと努力して今に至り、他人の成功を喜べるようになってきましたが、それでも冒頭のフラッシュバックとショックと言ったら……。植え付けられた思い込み(妄想)は本当に怖いです。

私は両親にこう育ててほしかったです。

「1番にならなくたっていいんだよ。大事なのは思いやりの心があることだから」という言葉をかけてくれるやり方を。